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甘利大臣辞任に思う。

政治家として一番大切なことはなんだろうか?身綺麗なことか。良い人であることか?選挙に強い人か?口がうまいことか?

いろんな意見があるだろうが、私は最も大切なのは、後世から見たときにきちんと「結果」を残せる人かどうか、だと思う。

1990年代、10年間を通じて最も脚光を浴び続けた政治家は誰か? と問われたとき、実は鳩山由紀夫さんや菅直人さんなどが「論客」などともてはやされたことを忘れてはならない。およそ、「論客」などと言われて田原総一郎さんの番組で活躍したような人は、結局高い地位についたときや東日本大震災などのときに化けの皮が剥がれた。つまり、大切なのは、「口」ではなく、やはり結果なのではないか、というのが私の思いだ。

甘利明、という大先輩は、最も尊敬すべき政治家のお一人だ。私は、自分が通商交渉を政府内でやったことがあるうえ、専門家でもあるので、日本がTPP交渉をやり抜くことがいかに難しいことかが分かる。それをあれだけやり抜いて交渉妥結まで持って行ったのは、むろん優秀な官僚の皆さんや、自民党・公明党のそれぞれの責任者のご努力、そして総理のリーダーシップや官房長官や幹事長の調整能力もあった。しかし、交渉の責任者として最前線での最高司令官であった甘利大臣の役割が何と言っても大きかった。正直、日本でもここまで国際交渉をやり抜く政治家がいたのか、という驚きすらある。

また、経済も、理論面から本当に詳しく、アベノミクスの司令塔として、世界からの信頼も厚かった。

しかし、こういうある意味現時点では代替不能な政治家が、大臣を辞任されてしまった。国を愛し、しかも経済や国際経済がとても大切であると思う立場からは、本当に残念なことである。もちろん、そのことにめげることなく、みんなで力を合わせて日本経済の再生を果たし、国際的にも持続可能な強い経済の体制づくりをしていかなければならないし、私もそれを引っ張っていくつもりだ。ただ、国際的な信頼を勝ち得ていくというのは時間もかかることであり、大変なことである。

さらに、問題なのは、一部の野党のリーダーなどは、あたかも鬼の首を獲ったかのように大喜びで、「これで幕引きはできない」などと大威張りしていることである。本当に愛国心とか、将来の日本の心配とかをしていない能天気な皆さんなんだろう。頭の中は、常に自分の選挙で有利かどうかとか、自分に特かどうか、でいっぱいで、日本経済のこととか、将来のことは考えていないのだろうか。自分には、そんな国際交渉や経済理論や基礎知識もないのに、どうして「喜べる」のだろうか?

こういう政党間の争いとか、目先のことばかりを考えている方を見ていると、悲しくなる。

むろん、政治家は、結果が大切だ、と言っても襟を正し、身を律し、国民の代表として尽くすことは何より大切だ。だから、甘利大臣が辞任すべきではなかった、というつもりはない。しかし、そういう足の引っ張り合いばかりに時間と力を費やし、本来やるべき政策議論などを棚上げにするような国会なら、国会なんか要らないと思うのは私だけではないだろう。青年局長として、他党の同志の若手の皆さんとも胸襟を開いて、こういうことを変えていきたい。

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